2018/02/27
どうも、30代の豊かな生活を探求するたけいちです。
今回オススメするマンガは雲田はるこさんの「昭和元禄落語心中」です。
あなたは落語を聞いたことがありますか?
私は友達が車の中でCDを流していたので少しだけ聞いたことがあります。
でも、このマンガを読んでかなり興味を持ったので友達に借りてみようかと思っています。
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登場人物は
主人公は刑務所で落語を聞いて弟子入りを志願した与太郎です。
刑務所で落語をしたのが有楽亭八雲(八代目)、亡くなった八雲の兄弟弟子で稀代の天才落語家と言われた有楽亭助六。
助六の娘で八雲が引き取って育てた小夏などが主な登場人物になります。
その他、小夏の母親のみよ吉、運転手の松田さんや八雲に心酔している西の落語家萬月など個性的なキャラクターが出てきます。
どんな話なの?
昭和元禄落語心中は3篇で構成されています。
与太郎放浪篇
刑務所で聞いた八雲の落語に感化され、出所後に弟子入りを志願した与太郎、しかしその後助六の落語に取りつかれてヘマをしてしまいます。
八雲は与太郎に破門を言い渡しますが、与太郎は食い下がります。
そこで三つの約束を持ち掛けます。
八雲と助六篇
八代目八雲がまだ菊比古という名前だった頃、同じ日に弟子入りした初太郎(後の助六)。
二人は同時に真打に昇進するのですが、助六は師匠に背いて破門となります。
助六は菊比古に振られたみよ吉と共に田舎の温泉街に・・・
菊比古は師匠が亡くなったことで八代目八雲を助六に継がせようと温泉街に行くのですが、突発的な事故で助六とみよ吉は死んでしまいます。
二人の娘、小夏を引き取った菊比古は八代目八雲の名を継ぎました。
助六再び篇
ついに真打になった助六が継いだのは三代目助六の名跡でした。
そんな折、八雲が倒れてしまいます。
無事だったものの「引退」を事あるごとに口にする八雲。
そんな八雲を落語の世界に引き戻すためにご贔屓だけを集めて落語会を開くのですが、そこでお客で来ていた組の親分が逮捕されてしまいます。
親分のために刑務所で慰問落語に行こうと助六がムリヤリ八雲を連れて行きます。
八雲の演目中にみよ吉が現れます。
誰もいなくなった高座で一人「死神」を演じ始める八雲、その目の前には死んだはずの助六があらわれロウソクを倒し寄席を燃やしてしまいます。
火にまかれながらもなんとか助かった八雲でしたが、療養中に老衰で亡くなります。
死後の世界で助六やみよ吉と会い、落語まで披露する八雲。
その後、三途の川を渡ります。
八雲が亡くなって15年後、ついに三代目助六が九代目八雲の名跡を継ぐことになります。
オススメの理由は?
30代にもなると、そろそろ伝統文化に触れたくなってきますね。
この「昭和元禄落語心中」はタイトル通り落語の話ですが、かなり深いところを描いているように感じます。
ただし、難しく考えずに落語の世界を楽しめばいいと思います。
読み方によって軽くも読めるし、何度も読み直すと深いところがわかるマンガになっているのでライト層からディープ層までオススメできる作品です。
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まとめ
今回紹介するマンガは「昭和元禄落語心中」です。
3篇で描かれた話は落語にズッポリとハマることができると思います。
そろそろ日本文化に触れたくなってくる30代にはオススメの作品になります。
完結したので読むなら今ですよ。